人材紹介のコンサルタントとして、多くのビジネスパーソンと会い続けている中で言えること。
給与条件だけで仕事を選ぶ人はいない、ということ。
確かに複数の企業の内定を得て、最終的に給与条件の良い企業を選ぶことは良くあるケースです。
ただ、全く仕事の中身を無視して給与条件だけを絶対基準にする方にはお会いしたことがありません。
短期のアルバイトであれば、時間と仕事の価値交換であるため、そういうケースはあるかも知れません。
但し、ビジネスという長期で向き合っていかなければならないものに対しては、やはり自分の欲望に忠実に「やりたいこと」「やっていて嬉しい仕事」という側面を重要視していかなければなりません。
ここで考えておかなければならないこと。
・給与は必要条件として大切であるが、それだけ満たされても仕事は続かない
・特定分野の人材価値を高めていくことで給与は高くなる傾向がある
(業界平均年種や職種も違うため、高低はあるが上記の傾向は一致)
・では、特定分野の人材価値を積上げるためには何が必要なのか?
・ずっとその分野の仕事に向き合い続けるために必要なことは?
・全ての人がキャリア人生の中で、自分が喜びを感じる分野の仕事を探し続ける必要がある
仕事を選ぶ上で大切な何か?
それは何でしょうか?
もしかして、仕事に対して思考停止に陥っていないでしょうか?
逆説的ですが、給与を上げて行きたいのであれば、自分が仕事に求める優先順位や中長期に渡ってチャレンジし続ける事ができる環境を真剣に考えていかなければなりません。
給与を上げるための要素は、給与そのもにはないという現実。
少し真剣に向き合ってみる必要があるかも知れません。
日々、精進です。