20代、30代で年収800万円以上の方々に多く見られる、ある傾向があります。
それが、キャリアに対する計画を持っているかどうか。
というもの。
確かに若いうちは将来の選択肢の幅も広く、自分の適性も分かり難いため、明確なキャリア計画を作ることは難しいかも知れません。
それでも、自分が好む理想の姿を幾つもイメージし、複数の方向性を意識することが大切です。
20代のキャリアプランは仮説レベルの方向性や計画で構わない、ということです。
計画を持つと何が変わるのか。
時間の密度、濃度が変わります。
目的地に向かうために日々試行錯誤する中で、成長していく。
また、逆説的ですが年収を目的地にしたキャリアの旅は、必ず道に迷います。
一時的に目的年収を達成したとしても、自分の仕事に望む欲望からきた道筋ではないため、日々の習慣において自力を磨くことを怠る傾向があるためです。
結果、年齢を経てからのキャリアチェンジも難しくなり、後々に基盤の弱いキャリアになることが多く見受けられます。
20代は「お金を追うな、仕事を追え」の精神で邁進すべき年代といえます。
20代で基盤を作り、30代でキャリアの方向性を決める。
自分がどの分野で研鑽していくか、それを日々の経験から厳しく精査していく。
経験の蓄積とともに自分の登る山を決めていく。
自分の人生を投資する分野を絞り込んでいく。
自分の人生の質を決めていく。
キャリアの方向性と計画を決めることは、人生の質に直結する重要なことです。
甘く捉えては行けません。
ヘッドハンターの立場として、伸びるビジネスパーソンの見極める決定的な要素の一つといえます。
若いうちに人生戦略(キャリア計画)としっかりと向き合うこと。
そしてそれを継続し続けること。
自分の人生は後どれくらいあるのでしょうか?
限られた人生をどのようにしたいのでしょうか?
他人の人生ではなく、自分の人生を生きると決める。
そのために人生に戦略を持つ。
休日にゆっくりと自分一人の時間を持ち、テーマとして真剣に取り組んでいただけますと幸いです。
日々、精進。