【立て直す力】エグゼクティブの行動習慣

【立て直す力】エグゼクティブの行動習慣

 

組織のマネージャー、特にベンチャー企業のような比較的小規模で外部環境変化の早い組織において必須とされる能力。

 

それが、立て直す力量です。

 

近しい言葉で「レジリエンス」(精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語)というものがあります。

 

確立された強みをベースにコスト競争力や運営能力といったオペーレションの品質向上で勝負できる大手企業。

彼らと真っ当に勝負するため、中小ベンチャーには自ら変化を起こしていく経営が求められます。

 

ただ、先手を打つ経営陣とそれをオペレーションに組み込む現場の間に時間的なズレが常に生じているのも中小ベンチャーの特徴です。

さらには、その変化(オペレーション)が現場に定着する頃には、次の変化への着手を経営陣が始めている。。。

要するに中小ベンチャーでは、メチャクチャな環境が当たり前。

生き抜くための必然の環境、ということです。

 

押し寄せる荒波の中で、組織のリーダーシップとして必要とされるのが立て直す力です。

 

経営資源が潤沢ではないため、今いるメンバーで戦い抜くしかないのも中小ベンチャーの特徴です。

 

経営資源不足に文句を言っている暇もなく、目の前のディールをこなしていかなければなりません。

 

但し、組織のリーダーは、先々問題になるであろう要素に対して常に敏感でなければなりません。

そして、その問題の種に対して先手を打っていく。

 

個々の人を立て直すというよりも、「環境」の立直しが求められます。

(実際には、中小ベンチャーでは個々の社員の精神状態やモチベーションまでフォローできる環境ではありません)

 

短期で組織の状態を立て直すためには、捨てる(見切る)ことが求められます。

一つひとつのジャッジに感情移入せず、合理的判断を極めていくことが求められます。

優先順位付け、取捨選択をトップスピードで行ない「ヒト・モノ・カネ・情報」のポートフォリオバランスを整える。

 

中小ベンチャー界隈において、ある一定の経験と力量のあるエグゼクティブがキャリア市場で価値を低下させる要因の一つが「立て直す力、または経験の不足」というものです。

 

安定成長期の恵まれた環境で昇格されてきたエグゼクティブと、ストリートで戦い抜いてきたエグゼクティブとの差が幹部への昇格の大きな障壁となります。

安定成長のマネジメントでは、エグゼクティブ個人の力量が見えません。

組織で優秀なエグゼクティブと特定の局面(状況)において優秀なエグゼクティブとは異なります。

真に実力差が垣間見えるのが「逆境での成果」です。

 

身の回りの小さなことであっても、問題意識を強く持ち、試行錯誤を繰り返して立て直す経験を積まれても良いかも知れません。

 

日々精進

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