キャリア成長戦略2つのフェーズ

今よりも良い方向へ人生を改善したい。

誰もが転職活動に期待することです。

この「何か良いこと」を「価値」と捉えた場合、以下の2つの視点で自分の状況を客観的に把握することが大切です。

①転職によって価値を手に入れるフェーズ

②転職によって価値を創出するフェーズ

転職によって価値を手に入れるとは、どういうことか。

比較的若いビジネスパーソンにとって、自分の武器や経験値を積上げる時期は修業期間といえます。
転職活動時には、自分が得たいスキルや能力を鍛えてもらえる修業の場を探す意識が重要です。
もちろん、実力向上の他にも、会社のネームバリューや給与条件、仕事の幅や人脈拡大など、転職した時点で叶えられる価値を具体的に棚卸ししてみることも大切です。

業界によって様々ですが、おおよそ30代半ばまでに自分がビジネスフィールドで勝負する場を仮決めし、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、ビジネス人生を投資できる魅力的な分野を見出していくことが求められます。

転職によって得られる「インプット価値」を見極め、自分にとって有利な選択を行なっていくことが求められます。

ビジネス人生の半ば以降は、どうでしょうか。

自分の貢献分野をある程度絞り込んだ上で、価値を創出していく必要があります。

これは、修業期間を経てビジネスの基本スキルを経たエグゼクティブ層として、実績作品を作っていくことです。

転職によって価値を創出できる場を積極的に選択し、実現することです。

価値を作る場を自ら探していく、ということです。

エグゼクティブ層では、会社に求められたことをするだけではなく、自社の状況に応じて必要な変革をリードしていくこと。「何をすべきか」といった方向決めから、リーダーシップを発揮し、組織や部門・チームを率いて具体的な成果を出すことが求められます。

このフェーズでは、自分の強みに応じたフィールド(転職先)を選別してくことが求められます。

例えば、業績悪化傾向の企業の立直しという求人であれば、ターンアラウンド経験と実績を積める場として自分の強みが発揮できると判断できれば、積極的に身を投じてみても良いかも知れません。

これまでの修業期間で鍛えてきた自分という価値が、どの企業のどのようなフェーズで機能するのか?

ここから先は「本番」での試合、という意識を強く持つことが大切です。

黒星はそのまま、キャリアのトラックレコードに残されます。

一つひとつの成果の可否が、エグゼクティブとしての実力指標となります。

プロスポーツの監督のように、自分という選手が最大限のパフォーマンスを発揮する場面を把握しておくことが大切です。

ビジネス人生の後半は残り時間との戦いでもあり、これまで鍛えてきた自分の才能を世の中でどう貢献させていくか、といった意識で機会と向き合っていくことが求められます。

単に給与条件がアップするから?成長産業だから?安定企業だから?といった安易な価値基準で人生の選択をすることはできるだけ避けなければなりません。

残念ながら、歳をとるに従いキャリアの機会は減少の一途を辿ります。

30代半ば以降で、価値を手に入れるための転職案件(修業案件)はありません。
その時点の自分の価値で、価値を創出できる案件の中から選ぶしかありません。

自分がビジネス人生のどの地点にいるかによって、とるべき行動指針は変わります。

修業期間と本番、2つのフェーズを意識した成長戦略を考えてみてはいかがでしょうか。

「いつまでも修業と思うな、ビジネス界」

日々、精進です。

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