面接とは何でしょうか?
採用選考とは何でしょうか?
関わる当事者の利害関係によって変わってきます。
自分以外の相手にとっては
ビジネスの意思決定の一つ
といえます。
よって、短時間で性格に判断(決断)できることは相手にとって有益です。
多くの候補者が勘違いしてしまうことが、仲良くなるためにねちっこいアピールをしてしまうことです。
(そういった企業文化への応募であれば、ある程度効果はあるかも知れません)
コミュニケーション能力があることをアピールすべく、長々と自己紹介を行ない、具体性の欠けた質疑応答を行なう(結論のはっきりしない長い回答など)。
これは、相手からのマイナス評価の決断を先送りしたい(してほしい)深層心理による「劣勢時における非合理的な行動」の一つといえます。
結果、コミュニケーション力不足による不合格に至ったりします。
(慈悲を乞うばかりで、ビジネス上のアプトプットを出せない人材である、と)
では、どうすればいいのか?
逆転の発想です。
何を逆転するのか?
採用選考側の立場にたって考えることです。
短い時間で相手の判断に必要な情報を丁寧に伝えること。
面接には感動のストーリーも演出も必要ありません(もちろん最低限の親しみは必要です)。
具体的なキーワードと数値を伝えることで、面接相手が判断しやすい情報を提供することです。
交渉相手の立場を慮り、短期で適切な情報交換をすべく、できるビジネスパーソンは数秒でラポール(信頼関係)を築き、単刀直入に本題を切り出します。
だらだらと本題の最中に人間性のアピールをしたりしません。
具体的な実績とストーリーを事実ベースで伝えることで、相手に評価させる材料をまんべんなく提供します。
どうしたら、そのようなスタイルを築くことができるのか。
ビジネスコミュニケーションにおける、良い習慣をエグゼクティブに教えていただく機会がございました。
それが以下です。
習慣を身に付けるための問い
「ポイントは何か?」
このキーワードを常に自分に向けて発すること。
ことある毎に自己に問いていくというものです。
四六時中、「ポイントは何か?」を頭の中で繰り返すことで、感情の渦に巻き込まれることなく、大切なポイントに意識をフォーカスすることが可能になります。
「ポイントは何か?」
面接準備の際に、端的に表現できる自己アピールに見直してみてはいかがでしょうか。
日々、精進です。