企業のステージを認識する【キャリア成長戦略】

企業には、成長ステージ毎に異なる性格のようなものがあります。

性格とは具体的には、意思決定の主となるプロセスの特徴といったものです。

意思決定プロセスが社風を形成していきます。

やはり、組織規模が大きくなる(社員数や階層が増える)と、意思決定に時間を有したり、プロセスを通すための仕事が増えたりします。

また、組織の成長段階によって経営資源(ヒト、モノ、カネ)の保有量が異なります。

では、ビジネスパーソンがキャリアを形成する上で、意識すべきことは何でしょうか?

特にリーダーシップを発揮するレイヤーの方々は、企業の成長ステージをしっかりと見極めたキャリアの選択をする必要があります。

以下、3つの視点から客観的に考えていく必要があります。

まずは、単純に自分の感情です。

要するに「あなたがワクワクするステージはどこでしょうか?」といったことです。

また、プライベートの状況も踏まえて考えるべきことがあります。

それが、「あなたが取れる、リスクはどの程度か?」といった【リスク許容度】の視点です。

最後に時代のニーズからの視点です。

不況時にエグゼクティブやビジネスリーダーに求められる志向は、ターンアラウンド(事業再生)が可能な能力、それを証明する実績です。できれば、再現性を証明すべく、数回のターンアラウンド実績を有する候補者が引っ張りだこになります。

エグゼクティブ・サーチのご依頼も、ターンアラウンドのプロフェッショナル・ニーズが一気に増加します。

業界によっても、新規事業が立上がりやすい場合は成長ステージが多かったり、大手企業の寡占化&中小請負構造である場合は安定ステージをメインにした企業が多かったりと、それぞれの特徴があります。

ここで我々ビジネスパーソンが気を付けるべきことは以下の通りです。

・ステージによって、リーダシップの発揮の仕方が異なる

・ステージによってミッション、および優先順位が異なる(シェアか、収益か、コスト優位か?)

・ステージによって経営資源の大小が全く異なる

・ステージによって関係者の数が異なる

(社内、社外、業界でのポジションによって物事を進めるための障壁が異なってくる)

例を挙げると、

例えばあなたが成長ステージで営業部長に着任したのであれば、

・市場の成長性に応じて、経営資源を最大限投資しシェアや売上を拡大させていく

・従業員を増やし、人的資源の拡大(労働力の拡大)を積極的にはかる

・積極的なプロモーション費用を投じて、営業活動を促進していく

・売上拡大(収益拡大)>コスト管理

といった、拡大策を最優先に投じていくマネジメントを求められます。

ところが、同じ動きを成熟・再生ステージになると全くの総スカンを食らうことになります。

客観的に考えると良く分かるのですが、自身の転職やキャリアプランとなるとこれを無視してミスマッチを起こすケースが後を絶ちません。

成長ステージで実績や経験を積上げられたエグゼクティブが、成熟・再生ステージ、又は安定ステージの企業へ転職し、「閉塞感や社内政治」を理由にモチベーションがダウン。また、「オーナーと上手く合わず、、、」といったケースは、ステージ相違によるものです。

同じ業界の競合他社であっても、ステージが異なることで「意思決定プロセス」「情報伝達における判断軸」「労働観」が全く異なる異星人と考えても良いくらいです。

ビジネス・リーダー、エグゼクティブを志す者にとっては、

「将来、自分はどのステージのプロフェッショナルとなるのか?」を定め、そのステージを見極めた上でリーダーシップを磨く経験を積んでいくことが求められます。

何も考えずにポジションと報酬を基準に転職することを避けなければなりません。

エグゼクティブの採用にあたっては、職歴やスキルよりも「どのステージに強いのか?」が最重要視されます。

キャリア形成段階から自分の適性を踏まえ、「企業の成長ステージ」を意識した上で成長戦略を立てていかれてはいかがでしょうか。

日々、精進です。


via キャリア成長戦略



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