仕事において、ある一定の専門技術を得るようになると、より次元の高い役割を求められることになります。
ビジネスや組織のリーダーとして大切なこととは
・多様な価値観(利害関係)を持つ人を巻き込んで物事を推進していくスキル
・方向性を見定め、決める
・中長期に起こりえる問題に対して布石を打っていくこと
・中長期に渡る優位性の構築(ビジネス、業務フロー、人の育成など)
今日一日の仕事の出来云々ではなく、先々の組織やビジネスの優位性を時間を投じて築き上げていくような役割が期待されます。
リーダーが忙しく、部下はより忙しい、といった不幸を避ける必要があります。
リーダの能力次第で、メンバーの人生やキャリアに大きな影響を及ぼすことも多々あります。
リーダー職に着任した際には「見識を高めていく」ための習慣を持ちたいものです。
ビジネス上の「見識」とは、物事を決断していくための目利きの精度を上げる、ということです。
日々のインプット習慣を意識的に変えてく必要があります。
・日々の実体験から学ぶ(記録し、検証し、改善行動へ)
・会う人を変えていく(同じようなリーダー職に就く方々との交流)
・読む本を変えてみる(「リーダーシップ」の本質を学べるものにシフトしてみる)
・過去のビジネス史や多様な企業の動向を当事者意識でシュミレーションしてみる
「自分が責任者だったらどうするだろうか?」「自分が社長だったら?」など
見識を高めるは、専門的なスキルを得ることと違い、終わりのない学びといえます。
「このリーダーにはついていきたい」
そう思われるリーダーになるための自己研鑽に終わりはありません。
部下はリーダーの見識力をよく見定めています。
センスの問題ではなく、日々の行動習慣を具体的に変えていくことが求められます。
これからリーダー職を目指す若手のビジネスパーソンも、次のステージまで視座を高め、日々仕事に向き合うと良いかも知れません。
日々、精進です。