エグゼクティブの行動特性の一つに、
決断が早い
というものがあります。
決断の結果は別として、決断には必ず損が伴います。
決断において損切りができるかどうか。
これが行動の早さ、及び人生の展開の早さに繋がっているようです。
今までの努力や実績、過去の栄光を一旦捨ててでも決断すべき時。
今いる会社の先々を見据えた場合に、自分にとってメリットがないと判断した時。
そんな時にスッキリと決断できればいいのですが、多くはサンクコストに縛られます。
サンクコストとは、それまで培ってきたポジションや給与、過去の栄光、勝手知る環境などです。
自分の将来にとってメリットのない職場や仕事だと知っていながら、転職を決断することができないのもサンクコストによるものです。
幸せになれない相手だと知りながらも、辛い恋を続けてしまうのもサンクコストによるものです。
過去をベースに今を決断するとサンクコストに縛られます。
人生は今現在の判断で未来を変えていくことです。
その決断の連続が人生を形成していきます。
行動の損切り、そしてサンクコストを認識すること。
自分のバイアスを客観視してみることで、人生の決断に対して深く取り組むことができるのではないでしょうか。
行動の損切りができる人になりたいものです。
日々、精進です。