誰もが「成長したい」そんな願いを持っています。
そのために懸命なビジネスパーソンは皆、日々、キャリアアップのための自己投資に励んでいらっしゃいます。
自己投資とは何か?
ビジネス上の投資である以上、リターンというゴールがあります。
自己投資に積極的でいながら、この「リターン」について考え抜かれていないビジネスパーソンも多くいらっしゃるようです。
楽しいから読書する、セミナーに参加する、成長実感が得られるから、、、。
これでは、ストレス解消を目的としたフィットネスクラブやレジャーと一緒です。
ビジネスにおける自己投資とは、ビジネスで高いパフォーマンスを達成するための自主トレです。
よって趣味とは一線を画す必要があります。
まずリターンを考えること。
そして、リターンとは自分の希望ではなく、ビジネス上の期待成果を高めるためのものであるということ。
では、自己投資とは何を投資するのでしょうか?
以下が自分が保有する投資資源ではないでしょうか。
①お金
②労力
③時間
上記の投資によって得られるリターンも、同様にお金・労力(効率化による削減)、時間(効率化による削減)ということになります。
喜びや楽しみを得ながらできれば最高ですが、ビジネス上の自己投資は「お金、労力、時間」資源の獲得に繋がらないものは、意味を成しません。
ビジネス界のエグゼクティブはそれだけ客観的に自己投資を考えており、趣味の勉強や読書とは全く別に考えているようです。
単に成長実感を味わうための自己投資ではなく、何としてでもパフォーマンス向上に繋げていく意欲が大切です。
最後に、自己投資を行なう上での3つの判断軸についてご説明差し上げます。
①自分が望む方向性に合っているか?
②ビジネス上の期待成果に合っているか?
③時代のトレンド(職業上のニーズ)に合っているか?
望むゴールを達成するはずであった、キャリアアップ自体が目的化してしまうことは多々あります。それだけ私達、人間は弱いものです。
ただ、キャリアアップを実現するための自己投資とは、自主トレであるという認識を強く持ち、主体的に自分に負荷をかけていく習慣を持つことが大切です。
ヘッドハンターとして、日々お会いするビジネス界のエグゼクティブは、自分に対する負荷とご褒美の比率を具体的にコントロールされており、決して感情で成長プラン(習慣)を確立することはありません。
ある意味ストイックな面を必ず持ち合わせており、厳しい日々の習慣が高いパフォーマンスを下支えしていらっしゃるようです。
ビジネス上の自己投資の位置付けの見直し、そして3つの判断軸。
今日から見直してみてはいかがでしょうか。
日々、精進です。