【面接対策】転職回数が多い場合の対処法
一般的に採用企業は転職回数が多い候補者の評価を下げる傾向があります。
具体的には以下ような場合です。
◆全体の転職回数が多いケース(採用企業の業界によって懸念される転職回数は異なる)
◆直近の在籍が短いケース(概ね2年以下の場合)
◆上記の2点ともに当てはまるケース
採用企業側の視点で考えると、懸念されるポイントは以下の通りです。
◆仕事が定着しないのは何らかの問題点があるのではないか?
◆パフォーマンスが発揮できない方なのではないか?
◆自己中心的に仕事を考えている方ではないのか?
◆自社の社員とのトラブルにならないだろうか?(優秀な方であったとしても)
書類選考の段階で不合格となった場合には、明らかに採用企業側の条件基準を満たしていないため、結果を真摯に受け止めるほかございません。
実情として転職回数が多い候補者、直近の職歴が短い候補者は、仕事上のパフォーマンスが低く、残念ながら活躍できていない(環境のせいだとしても)ケースが殆どのため、相対評価の結果として書類選考に通らないケースが多く見受けられます。
大切なポイントは、転職歴に懸念があるにも関わらず書類選考に合格したケースです。
面接当日までにどういった対策を講じるべきか、どう準備すべきか、ということです。
うまくいかれた候補者様の例を共有させていただくと、
◆転職理由を別紙にまとめて作成。面接時に渡すことで「オープンなお人柄」「自己分析の姿勢」をご評価いただいた
◆転職理由を「2点ありまして、一つは〇〇、もう一つは○○」とシンプルに伝えることで、面接者が疑念を持たずにスルーされた
◆転職理由を「①環境によるもの ②自己の責任によるもの」に分けて伝え、当事者意識をしっかりと伝える
◆短期間であってもパフォーマンスを出されている場合で、達成率や絶対額など実績をしっかりと伝えることで強い目標達成意欲やコミットメントのスタンスを伝える
自分自身が腑に落ちないまま面接に行かれた場合
◆答えは模範的だが、何だか真実味がなく弱々しい感じを受けるなぁ、、、
◆何だか言葉が上ずっている感じがするが、、、
といったように面接官にネガティブ感が伝わってしまうケースが多いようです。
(実際に不合格理由として「人物面が弱い」といったケースは多くあります)
職務経歴書を見て選考いただいた結果、面接進行するということは企業側も職歴面でネックがありながら魅力的な要素を見出していただいているということです。
その点を認識した上で、貢献できるスキルや経験をしっかりとアピールすることが重要ではないでしょうか。
また、職歴の多さや在籍期間の短さについては、「自責」の姿勢で自身の至らなかった点をしっかりと簡潔にお伝えした上で、普段の仕事上も「逃げない」人間である点を伝える(伝わる)ことがポイントではないでしょうか。
転職回数や在籍期間については、明確な足切りを設定する採用気が多いのも実情です。
それでも面接進行のチャンスを手に入れたのであれば、しっかりと準備をすることが大切ではないでしょうか。
日々精進