志望理由、志望動機。
面接の合否にも大きく影響する大切なポイントであり、
形式的であっても必ず聞かれる質問です。
今回のテーマである「志望理由」を考える上で大切なことは、2点だけです。
実は、転職市場では路上ナンパのような自己アピールが多く見受けられます。
ちょっと気に入った異性に対して、大した理由もなく声をかける。
多数の企業面接をただ単に一生懸命受けている状態です。
特に職種を変えたり、業界を変えるような転職においては、これが顕著です。
確かに数打ちゃ当たる(?)という戦略では正しいかも知れません。
転職の難しさは、初対面の路上ナンパのような状況にも関わらず、真剣に思いを伝えなければならない点にあります。
相手の性格や反応も分からないのに、真剣な思いを伝える。
時には伝えている最中に、熱が冷めることもあります。
話が逸れましたが、大切な2点は以下となります。
①相手の何に貢献したいのか?をしっかり伝える
②その貢献ができる根拠(自分の強み)と信念を伝える
当たり前の前提として、貢献したい相手(企業)に対しては、先ずは相手を好きであること。
そして、相手が困っている問題や求めている夢・希望、相手が求めている能力、好きなタイプを把握しなければなりません。
これは、情報が全て入手できる訳ではないため、相手のことを考え、仮設を立てていく必要があります。
「今、困っていることに対して、助けてあげたい」
「一緒に達成したい」
貢献したいことを伝えることが志望理由の大前提となります。
また、②その貢献ができる根拠(自分の強み)と信念を伝える、という点においては、
自分の実績、スキルや経験など具体的に役立つイメージを、相手に感じてもらうことが重要です。
自分ばかりイメージを持っていても、相手に伝わらないようでは意味がありません。
ここは、数値化を用いて、相手が評価しやすい判断材料を提示することが重要です。
数値化されたアピール自体に熱意を感じることができるため、具体的に自信を持って簡潔に伝えることです。
「できるかどうか分かりませんが、頑張ります。。。」といった、努力評価を促す意思だと、ベテラン面接官には一瞬で見透かされます。
志望理由を聞くという点は、以下の点を総合評価されています。
・ビジネスパーソンとしての情報収集力
・仮設構築力
・プレゼン力
・自己分析力
①何に貢献したいのか?
②それができる根拠は何か?
この2点から、志望動機をブラッシュアップしてみてはいかがでしょうか。
これはビジネスコミュニケーションや交渉、営業活動、プライベートでの人間関係も同様ですね。
好感度の高い人間は、相手への貢献ベースで物事を組み立てています。
日々、精進です。