エグゼクティブは単なる努力家ではありません。
ミッションと成果に対する仮設をしっかりと立て、難易度と成功確率を踏まえた上で挑戦、努力を行なっています。
もちろん、100%努力すれば何でもできる!などと安易なことは考えておりません。
部下を持ち責任を持つようになると直面しますが、臨む結果を得られないことは日常茶飯事です。
その際に、どのような決断をするか?
継続か?撤退か?
ここで真のリーダーシップが問われます。
良くても、悪くても、出てくる結果に対して責任を持ち、次の決断をしていかなければなりません。
では、ミッションと成果に対する仮設をどのように立てているのでしょうか?
これこそが、経験の蓄積によって磨かれてきたものだそうです。
どれくらいの努力(経営資源の投資)で通常どれくらいの成果が予測できるのか?
実際、ビジネス上で成果を上げられているエグゼクティブからお聞きしました。
3パターン程度の予測を持って、仕事に向き合っているそうです。
(最高のパターン、通常のパターン、最悪のパターン)
また、仕事の進捗に対し、ジャッジしていく期間を明確に定め、目標成果に対する現状を常にチェックしながら進められる、とのこと。
共通して多くのエグゼクティブに言えることは
努力と成果の損益分岐点を深く理解しているということです。
決して、気合いと根性で乗り切る!逆転や奇跡を信じる!といったドラマティックな展開で物事を進めたりはしません。
勝てる戦にはそれ相応の理由がある、負け戦には次の機会に活かせる教訓がある。
経験の蓄積を通じて、努力と成果の損益分岐点(ブレイクスルーポイント)への目利きを高めていくこと。
まずは、成果が出た仕事に対する振り返りを行ない、ブレイクスルーポイントを自分なりに考えてみることから始めると良いそうです。
日々、精進です。