人が全力で行動するとき。
普段、我々があまり意識しない成長の原動力となる2つの要素があります。
これは組織のリーダーやマネジメント職など、人を動かすことで成果を出す役割の方々にとってはより重要な要素です。
人が動くとき
以下の2つの要素(欲求)に着目することです。
・欲求を満たしたい
・苦痛から逃げたい
人間は生物としての生存本能という最も強い本能が備わっています。
よって、目標を持たずに日々ダラダラと過ごしていると、苦痛や危機から逃げるだけの人生になりがちです。
これは、「やらないとマズい」タスクで日々埋め尽くされているか、緊急対応が必要なタスクで埋もれているだけの状態です。
もし、自分の人生においてリーダーシップを発揮し、主体的に何かを成し遂げたいのであれば、満たしたい欲求にフォーカスする必要があります。
消費欲求ではなく、何かを達成することによって得られる達成感などの自己実現欲求と意識して向き合う必要があります。
ポイントとしては以下となります。
①実現したい達成欲求を明確にする
②達成するための計画を立てる
計画したけど行動できないという状態であれば、それは達成欲求ではなく、消費欲求の可能性があります。
(お金を払って得るものや、自分を楽にしたい欲求)
マネジメントに携わる方々であれば、理解されると思いますが、仕事や転職、物事の選択・決断は、「快楽と感じる何かを達成するため」か「苦痛な何かから逃げるため」の2パターンです。
マネジメントはこの2パターンの適性に応じて、アメとムチを使い分けます。
成長の原動力となり、自分のキャリアや人生にリーダーシップを発揮するためには、「実現したい達成欲求」に基づく行動を取っていく必要があります。
「苦痛」には多くの場合、期限があります。
「達成欲求」は生存本能とは無関係で、且つ挑戦することで生存本能を脅かす可能性もあるため、能動的に考え計画にまで落とし込まないと、なかなか動き出すことが難しい欲求です。
何度も何度も自分と向き合い、深く問い質してく必要があります。
達成したい何か。
「もし、日々の制約や苦痛がないとしたら何を達成したいか?」
成長の原動力は、自分の中にあります。
達成欲求と向き合う時間を持ちたいものです。
日々、精進です。