ポートフォリオワーカー的生き方

ポートフォリオワーカーとは?

複数の仕事(本業)や投資を同時並行に行なう生き方をいいます。定義自体は人によって異なりますが、本業+副業といったコア+サブといったものではなく、あくまで複数の本業を持つ状態と考えてよいかと思います。

目的は?

欧米では「経済的自立」と「自由(心理面)」の実現を目指される方が多いようです。

FIREを達成する手段として、全世界の若者で近年もてはやされている生き方の一つです。

まさに、仕事(収入獲得方法)の分散投資といえます。

なぜ、ポートフォリオワーカーが好まれるのか?

一言でいうと「将来不安」。

  • 自分の仕事への将来不安(ITなどによる産業変化、ライバルとの競争い対する疲弊など)
  • 一つの仕事に縛られることのリスク(スキルの幅が狭まることで、将来の可能性が減っていく)
  • ブルシットジョブへの懸念(組織の仕事は、必ず内向きで無駄な仕事が増えていく)
  • 定年退職後のキャリア不安(現役時代のスキルでは職に就けない)=下流老人への危機感
  • 自分らしい生き方、自分らしい働き方に対するニーズが高まっている
  • 人生100年時代に適したキャリア戦略である

といった理由が挙げられます。

キャリア(生き方)の戦略として活かせる部分は何か?

  • 先ずは本業でのキャリアをしっかりと足固めする(スキル・実績、人間関係など自己成長の場として活用)
  • 「余剰資金(=収入ー支出)」→「金融資産投資」へ(投資信託の積立としてIDECO、積立NISAは必須)
  • 上記の2点の足固めがされ、心理的に余裕が出た状況で「副業」に挑戦する
  • 副業を通じ、スキルの幅を広げつつ、新しい世界での仕事を拡張していく(自身の能力に応じて調整)
  • 増えた収入(生活支出は上げない)は、地道に金融資産に追加投資していく
  • 金融資産の安定化と共に、徐々に関心の高い副業(収入メリットがなくても好きな事)に挑戦していく

重要なポイントとしては、以下となります。

  • 複数の収入源を保有する
  • 人生の視野を広げる原体験を得る
  • 人生の幅を広げる人脈形成
  • 資産形成の基本スキルを獲得する

これまでのキャリア論では、主に現役時代のみにフォーカスされてきました。

よって、どこの会社で働くか?どんな職種で専門性を磨くか?といった視点でキャリアを選択された方が多い時代でした。

今後は、定年退職後の戦略を見据えた「現役時代の自己革新」視点が求められます。

定年退職後に金融資産から得られる収益+年金で暮らせる方もいれば、ギグワーカーとして70歳、80歳まで働く方もいます。退職金を投じて起業に挑戦される方もいれば、専門能力を活かして個人事業を営む方もいます。

格差や多様性は、年齢を経るほどに大きくなっていく時代。

自分の老後のキャリア・イメージ(老後も現役という視点で)を持つことは必須の時代です。

老後を豊かにする一つの方法としてのポートフォリオワーカーであると捉え、自分の人生を俯瞰して考えてみる必要があるといえます。様々な著書を参考に、自分の生き方の定義のヒントにしてみても良いかと思われます。