転職活動における自己プロデュース力について

コロナ禍の影響において、採用数減少、採用基準の厳格化、オンライン面接対応など転職市場における変化も激しいものとなっています。

転職者側として、どう変化に対応していけばいいのか?

先ずは、あらためての人生戦略の見直しです。変化が激しい世の中であっても「自分らしい」生き方の中心軸を言語化しておくことが大切です。仕事だけではなく、人間関係やライフスタイルなど、ワクワクするイメージを描いてみることが必要ではないでしょうか。

ある程度の自分らしい人生の方向性が明確になった場合、次に行なうべきは現状の棚卸です。目を逸らしたくなるような現実も直視し、しっかりと過去の行動から生み出された「自分の今の状態」を言語化しておくことが重要です。

年齢やスキル、給与、在籍企業、財産、人間関係など、自身が持つ人的資産、金融資産、社会資産を固有名詞と数字で言語化してみること。できればノートなどに箇条書きで書き出してみるといいかもしれません。

そして、最も重要なポイントが「私は人生で何がしたいのか?」「仕事でどう貢献したいのか?」といった未来に対する意思(WILL)の言語化です。

その目標を実現するために、どんな行動変化を起こそうとしているのか?それが転職活動(御社に応募する理由)とどう繋がっているのか?筋道が通るまで何度も何度も自分と対峙することです。

人生に対する目標を持ち、その達成のために日々PDCAサイクルを回して真剣に生きてきた方の発する言葉には重みがあります。その言葉の重みの裏に日々の行動や思考錯誤、自身と対峙し悩み抜いてきた経験の蓄積があるからです。

転職活動時における「自己プロデュース」力とは、言葉とそれを発する本人の経験の裏付けといえます。

オンライン面接の中で顕在化された来た点。それは「言葉の軽さが見抜かれてしまう」というもの。

面接者にとって(心理的な)距離をとって、画面上で人を客観視できるオンライン面接では、これまで以上に客観的に本音の裏付けを見抜かれているという点を忘れてはなりません。

転職者にとって、これまで以上に本音で語るスキル。自己プロデュース力が求められています。上辺だけの言葉を取り繕うのではなく、経験に裏打ちされた「自分らしい」表現を本気で伝えること。そのための準備を徹底しなければなりません。

面接される相手の立場に立ち、どう表現すれば相手に伝わるのか?どんなデータであれば相手が評価しやすいのか。固有名詞がいいのか、数字がいいのか。職務経歴書以外の経験を可視化したパワーポイント資料などを用意すべきか。

転職市場は自己プロデュース競争に入りました。面接に行けば相手が丁寧に選考してくれる時代ではありません。自身の頭で考え、行動し、相手に決断させるよう転職活動全体をプロデュースしなければいけない時代です。

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