競争社会。
あまり良い印象を持たない方もいらっしゃるかも知れません。
ただ、人生やビジネス経験をそれなりに積まれた方々は、この重要なルールなしに生きる事は難しい社会であるという事を認識されているはずです。
社会の一員である個人が生き抜くためには、この競争社会を悲観的に捉えるのではなく、真摯に向き合い、自分ができる努力を継続する事が求められます。
競争とは相対比較の世界です。
現在行なわれている冬季オリンピックも他者との競争によって評価が決まります。競争相手がいて、評価する第三者がいる事。ビジネスでは、ここに資本主義の要素が絡み、収入という形になります。
突き詰めると、評価経済の中で自分個人の相対価値をどうやって向上していくか?といった視点でキャリアを考えていく事が重要です。
それには、優位性の追求意識を念頭に行動・選択する事が大切です。
優位性をどうやって上げるか?
それは以下の2点に集約されます。
1.現在の場所で優位性(相対評価)を上げていく
2.優位性が上がる場所に身を移す
最初の選択は、キャリアでいうと現職で実績を出し、評価を上げていく選択です。
2番目は転職という選択になります。
転職の可否を感情だけで捉えるのではなく、社会の中での競争優位性の向上という合理性の面でも真剣に考えてみる必要があります。
楽な転職を目指すのではなく、少しでも社会的な評価、優位性が高まるように自分の就職先を考えていく事で、衝動的で短絡的なキャリア選択の過ちを減らしていかなければなりません。
競争社会から目を背けず、真摯に捉える事で、自己と真剣に向き合う事が大切です。