日本の成長戦略3本の矢を考えるーキャリア成長戦略ー

先日、竹中平蔵氏の講演会に参加する機会があり、あらためて日本の成長戦略3本の矢を振り返ってみました。

1.デフレ改善
これまでの日本は、消費と投資の2点における長期デフレスパイラルの流れが定着していました。
政府はその原因を人口減少に挙げていましたが、世界で人口減少が進んでいる国は24カ国あり(大国ではロシア等)、データを分析するとデフレと人口減少の相関関係は薄いようです。
阿部政権後、デフレの要因は人口ではなく、「マネーの量」というポイントに絞り込まれ、結果として2年でベースマネーが2倍にするという方針により、海外投資家による日本株15丁円の買い越しを呼びました。
まさに景気とは、空気の景色(鴨長明)と言われる通り、日本の空気が変わった1年となりました。

2.機動的な財政政策
これは短期と長期での両軸での財政再建策となります。
短期(前半)は、ベースマネー量拡大によりお金が回っている状況となり、多いに成果を出した政策と言えます。
長期では2020年までに財政再建を掲げており、日本の財政の赤字体質改善がどう進むのかによって、日本の長期的な流れが決まってくると思われます。
現在の社会保障制度を支えるためには、消費税30%の制度が必要というデータがあるようですが、消費税30%ラインを導入したとしても、税金の活用方法そのもののスキルがない限り、国家予算は膨張の傾向となり、人口減少が進む国で増税という最悪の自体に進んでいる事は現実として真摯に受け止めなければなりません。
増税だけではなく、社会保障制度の仕組みを変える事なしには、日本という国の成長はあり得ません。

3.成長戦略
これは「規制緩和による岩盤規制破壊」、「公的負担増加」となります。
ビジネスのし易さという世界順位では、1位シンガポール、2位香港、、、、日本は現在47位という位置付けです。
法人税や規制の問題は、成長の足枷として非常に重いテーマであり、人間の生存競争心理そのものが規制という現象に至っており、表面的な論理で解決できる問題ではないと思われます。

今後の政策の焦点は「規制緩和」に絞られていくものと思われます。
既得権益との折り合いがどうつけられていくのか。

我々一人ひとりも傍観者ではなく、当事者として真剣に考え、意見を持っていなければならない世の中になりました。

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