【ハイレイヤー転職市場は売手市場なのか?】
結論としては、年収800万円以上のレイヤーでの転職市場の需給は変わらず、転職希望者様にとっては狭き門であるといえます。
ハイレイヤー転職市場は、単純な有効求人倍率のような数合わせだけの指標とは違った需給の実情があるためです。
どういうことでしょうか。
一つは、年収800万円以上になるとスキル経験以外の、特定のシチュエーションでの実績が求められるレイヤーである点。
そして、組織内にポジションが多くは存在しない点。
上記の2点から、採用企業にとっては特定の状況を打破できる専門性の高い人材。且つ、スキルや経験だけではなく、実際に同じ局面を打破したことのある人材かどうか、の評価基準で選考されます。
単に倍率の問題ではないということです。
よって、ハイレイヤー転職市場においては、買い手も売り手も需給関係はないものといえます。
人材不足だからといって、採用基準のバーを下げて実績不足の人材を採用することはないためです。
人数合わせで、需給を当てはめることが難しいレイヤーであることを認識しておく必要があります。
よって、市場の売り手・買い手云々ではなく、企業が求めるハイレイヤーの絶対評価基準を踏まえ、強みと実績を蓄積していくべきではないでしょうか。
日々精進