【ノウハウだけの人材はピークアウトが早い、、、】
ある候補者様の言葉(経営層)です。
ノウハウ。
ビジネスですから、仕事の効率化のためのノウハウは大変重要です。
ただ、そのノウハウの裏にどれだけの経験量を持っているか。
経験の裏付けのないノウハウを用いるだけでは、遅かれ早かれビジネスパーソンとしての能力や価値の限界に達します。
どういうことか。
ノウハウを用いて偶然成功した人。
多くの試行錯誤を繰り返し「仕事の構造」を感覚的に理解してきた人。
前者と後者では、環境が変わった場合の適応力やパフォーマンスが違ってきます。
何をどれだけやると、どういうリターンになるのか?
何をやるべきで、何をやらないべきか?
ゴールから逆算してイメージを描ける力が違ってきます。
無駄な仕事への見切りも早く、圧倒的な効率で高いパフォーマンスが継続できます。
「自分の経験」と「ノウハウ」が連動し、「自力の蓄積」となります。
では、どうすべきか。
圧倒的な仕事量が必要です。
「構造」「因果関係」を理解できるまで、徹底的に試行錯誤を繰り返す仕事量が必要です。
安易なビジネススキルやノウハウを活用しつつも、現場で試行錯誤を繰り返しながら「成果と行動の因果関係、構造、本質」といった「何をどれだけやると、どういうリターンになるのか」という感覚を身に着けていくことが必須です。
自分の仕事を振り返り、記録を残しながら、本質を掴んでいくしかありません。
仕事量を経ていないビジネスパーソンは、環境変化に弱く、キャッチアップする力が劣ります。
そんな、ノウハウだけの人材にならぬよう、仕事の構造理解を経て自分を鍛えていく必要がありそうです。
日々精進