賃金が上がらない時代を直視する

「賃金が上がらない時代を直視する」

 

賃金低下は、果たしてデフレの影響が全てなのでしょうか。

先進国の経済発展は、発展途上国の安価な労働力や資源を活用した点にあるのではないでしょうか。

先進国の成長鈍化は、これらの「優位性」が消えつつある事象ではないでしょうか。

 

逆説的ですが、日本の産業界が成長するためには、もはや賃金低下や労働力投入(雇用)を必要としないビジネスの発展にあるのではないでしょうか。

 

事実、採用市場でも下記の事象が顕著です。

 

経営資源における人材価値の低下傾向

IT等の投資価値向上

仕事の専門家により、単純労働の価値低下(アウトソース化)

 

 

企業側としては以下の事象が顕著です。

 

自社社員ではなく、アウトソース(非正規社員活用)化へ(組織の柔軟性を保つ)

経営者は費用対効果に厳しくなっている

賃金への先行投資が機能しない(競争優位性にならない)競争へ

人材能力よりもビジネスモデル力の競争へ

年金構造問題と同様、企業内の賃金世代間配分が崩れており維持できないレベルへ

 

単にビジネスモデルに組み込まれるだけの人材であれば、グローバル価格競争に巻き込まれる時代であることは確実です。

ビジネスモデルを作れる側、問題を発見し解決できる側に回れるのか。

 

数年後にどのような人材になるべきか、を考えたキャリアプランなくして、賃金の維持は難しい時代です。

賃金低下時代を生き抜く戦略を持つ必要があるのではないでしょうか。

世の中の大局的な流れと、ビジネスを取り巻くそれぞれのプレイヤーの立場やインセンティブ構造を直視しつつ、自らを環境変化に適応させていきたいものです。

日々精進

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