ベンチャー企業の採用動向には傾向がある?

【ベンチャー企業の採用動向には傾向がある?】

これからお話する内容は、決して全てのベンチャー企業に当てはまる訳ではありません。

ただ、転職活動時にこういった傾向を把握しておくことで、応募企業や関心の高い企業の状況を客観的に捉えるためのヒントになるのではないでしょうか。

 

ベンチャー企業が、転職市場で集中的に良い人材を集められる期間は2年程度といわれています。

それから先は、ある程度知名度の高い企業になってしまったがための採用停滞に陥るケースが多分にございます。

 

上場を目指すベンチャーであれば、資金調達後、真っ先に強い組織構築のための「採用強化」最優先のフェーズとなります。

それから先は、フェーズが変わります。混沌とした社内業務フローの改善や外部のステークホルダーからの業績向上圧力が高まることにより、採用よりも組織再編や既存事業のグロース、新規事業立上へ投資の優先順位が変わっていきます。

そこから先は、UP OR OUTの厳しい世界です。

 

どんな企業にも入社後のミスマッチはありますが、大手企業とは違い、ベンチャー企業の大量採用によるミスマッチ拡大の噂は転職市場に悪い噂をもたらします。

それらを要因とする、転職市場での採用力低下が起こるのも積極採用のちょうど2年後あたりです。

このフェーズでは、当初積極採用に貢献していたエージェントの注力度合いが下がり、別の成長企業に移っていきます。

エージェントを含めた採用ベンダー(エージェント、求人サイトなど)の入れ替えを行なうも、採用力は益々低下していく。

もはや転職市場では、企業名も知れ渡っているために新鮮さを失っている状況が訪れます。

 

さらには、採用担当者の業務過多による退職が相次ぎ、未経験者の採用担当者採用を行なった結果、エージェントへの情報伝達が上手くいかず、コミュニケーションが疎遠になっていきます。そして、安易な大量採用向けのメディアを活用することにより、益々転職市場でのプレゼンスが失われていく。。。

 

やがて、業績のピークアウトと共に、一気に人件費という固定費が重くのしかかります。

 

多くのベンチャー経営者は、収益のダウントレンド時の対応経験がありませんし、好きではないため、こういった状況下で新規事業への追加投資のアクションに動かれます。

ストック収益がないままに、外部投資家からのプレッシャーが強くなり、上場スケジュールが重くのしかかります。

 

いつの間にか社会貢献や社会変革を掲げて立上げた事業が、上場をゴールとする短期脱出計画にすり替わっていきます。

 

ベンチャー企業での活躍を目指すあなたはこういった流れの中のどのフェーズにいるのでしょうか?

生態系ともいえるこういった一連の流れをイメージしておくことで、自身の年齢やスキル、キャリアパスと合わせて現実的なキャリア形成を考えることができるのではないでしょうか。

 

企業にも個人にも栄枯盛衰はあります。

大切なことは、その流れを見極めることです。

日々精進

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