職業上の不満を客観視できるか?

【職業上の不満を客観視できるか?】

仕事や人生一般において、現状を打破し、方向性を修正するために大切なことがあります。

それが、現状を客観視する能力です。

中でも職業上の転換期には、現状への不満がキッカケになるケースが殆どのようです。

では、その職業上の不満とは具体的に何なのか?

それを冷静に考えることが、職業人生の節目において幾度も求められます。

 

ここでは、職業上の不満を2つに区分して考えてみることをおすすめします。

 

一つは、「衛生要因」。

残業時間、給料の安さ、通勤時間など物理的要因や時間的要因に起因する不満です。

私たち人間は、どうしてもまずはこの衛生要因が満たされない状態では長期に渡って安定した環境に留まることが難しくなります。

 

二つ目は、「心理要因」。

これは、心身の成熟度によって許容範囲が大きくなることもあります。

職場の人間関係や、職業内容に関する満足、成長実感、企業の文化やブランドなど、転職の際に求人票に明記されることがない要素です。

心理要因は、物事に携わる自己のスタンスにより改善が可能なものでもあります。

 

衛生要因が満たされいる状態でありながら、「より大きく成長をしたい」という思いで転職活動を行なう場合。

こういったケースの転職で、そもそもの衛生要因が満たされない企業へ転職してしまうケースはとても不幸なものになります。

 

良い職業上のキャリアアップをされている方の特徴は、「衛生要因」を常に満たし続けられる場を最低必要条件としながら、より魅力的な「心理要因」を常に求めることです。

 

また、職業経験が浅い20代などでは、どうしても衛生要因が満たされないケースも多々あるのが現実です。

それでも、経験と実績を実直に積み上げていくことで、市場価値も高まり、転職活動により衛生要因を改善できる可能性が高まります。

キャリアの成長戦略上、我慢することも必要なケースがあります。

 

せっかく、衛生要因が満たされているのであれば、現職で心理要因を改善するためのアプローチを変えたり、試行錯誤して全力でぶつかってみても良いのではないでしょうか。

 

部下や事業責任を持つマネージャークラス以上の転職市場では、「心理要因」に対する改善経験のない候補者、環境変化に弱く対処できない候補者、そもそも経験がない候補者に関しては、残念ながら高い評価を得ることはできません。

良きリーダーは、職場の心理要因を築く場の側の役割が求められるためです。

 

転職以降の有無に関わらず、職業人として「衛生要因」と「心理要因」の視点で現状分析を行うこと。

 

そして、現状に対する改善・進化を考えること。

 

成長機会は職業上の不満の客観視の延長上にあります。

大切に自己対峙していきたいものです。

日々精進

 

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