ベンチャー企業を選ぶ際の判断軸について

【ベンチャー企業を選ぶ際の判断軸について】

ベンチャー企業の魅力は、成長性や仕事の裁量の幅の広さ、ポストへの機会など、その「可能性」にあります。

一方では、事業の歴史が浅いために衰退のリスクも伴います。技術を基盤とする事業であれば、競争激化により事業の寿命は益々短期化の傾向であり、リスクの多様化も拡がっているのが現状です。

 

では、職業選択の一つしてベンチャーを選ぶ際の判断軸にはどのようなものがあるのでしょうか。

職種や個々の価値観により最優先する判断軸は様々ではあるものの、ある程度のポイントを抑えた上で、複数選択肢(転職先など)を比較することも大切ではないでしょうか。

 

まず、大きくは「企業の魅力」「成長機会」との2つの軸に分かれます。

これらは転職によって、得られる環境と、そこで自分が生み出せる価値ともいえます。

 

「企業の魅力」とは、以下のようなものです。

 

事業内容・ビジョン

 

将来性・社会性

 

経営者の魅力

 

ビジネスモデル・収益性

 

財務体質(資金調達フェーズも含む)

 

社員の魅力

 

ブランド力(注目度)

 

 

一方、「成長機会」は以下のようなものです。

 

成長ステージでの経験・実績

 

ポストのチャンス(リーダー職やマネジメント職、経営層への昇格機会)

 

報酬機会(ストックオプションや昇格連動報酬など)

 

将来の有名企業で活躍する機会

 

 

ビジネスパーソンとしてまだ実績や経験も浅いようであれば、企業の魅力が高くリスクの少ない「知名度優先」の転職で職歴のリスクヘッジを行うことも戦略の一つです。

無理にポストや報酬を狙うのではなく、優秀な社員がいる企業や企業名というブランドを職歴にするだけでも、ステップとしては非常に有効です。

20代でないと入社が難しい企業も多々あるため、自身の市場価値を認識し、ホップ・ステップの慎重な遠回りでゴールに向かう選択も有効です。

 

一方、過去のキャリアで一通りのマネジメントまでを経験されているようであれば、他企業で「再現性」を試したり、ストックオプションなどの報酬面でのメリットをとる等の選択も戦略です。

また、異なるフェーズ(シーズステージ、アーリーステージ、ターンアラウンド)などでリアルな経営を肌感覚で実体験されることもプロフェッショナル市場では有益な選択です。

実際に30代までにストックオプションで多額の報酬を得て、40代以降は趣味と実益を兼ねて起業しながら、エンジェル投資家として次世代ベンチャーに寄与されている方もいらっしゃいます。

 

大切なことは、修正が可能な範囲で取れる選択肢の中から最も有効な手段を考え抜くことではないでしょうか。

個々人の事情によって、とれるリスクの許容度も異なるため、自分が優先する判断軸を明確にしつつ、選択肢と真剣に向き合うことが求められます。

 

真に自分にとって価値ある選択のためには、自分の頭で考え抜くことが必要です。

情報ノイズを消し去り、シンプルな優先順位と向き合うまで苦悩し続けることが求められるのではないでしょうか。

日々精進

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