【キャリアに出口戦略は必要か?】
経営や投資では出口戦略を踏まえた計画が求められます。
欧米のビジネスパーソンや外資系のエグゼクティブは、自身のキャリアにおいても出口戦略を持たれている方が多く見受けられます。
経営者や個人で商売を営む方々も、事業承継などを踏まえた出口戦略を持たれております。
また、活躍できる年齢が限られているアスリートなども、キャリアの出口戦略が求められます。
「職業人としてのパフォーマンスのピークをどこに置くべきか?」
成果報酬連動のプロの世界では、こういった点についてシビアに考えることが求められます。
個人が持つ職業観や転職市場、業界慣習によって「キャリアの出口」は人それぞれです。
ただ、傾向としては「誰もがキャリアの出口戦略を考えるべき」かと思われます。
年齢や経験・スキルの面で、既にその業界ではピークアウトであるにも関わらず、「キャリアアップのために転職したい」といったビジネスパーソンがいらっしゃいます。
こういったケースでの転職は、年収ダウンはおろか、なかなか内定を得ることができず評価経済の洗礼を受けることになります。
所属する業界や企業の突然の変化に対応すべく、常に環境変化に応じた選択肢を複数持っておくこと。
致命的なリスクを避け、キャリアの計画を立てること。
現実社会に対する自分なりの仮説を持ち、労働市場での自身の価値の劣化を防ぐこと。
ただ、頑張って働くのではなく、「20代では○○と○○の2つを強化する」「将来世の中はこうなるから、○○の分野の知見を深めていく」といった具体的なテーマを持って働くことが求められます。
AIやIoTといった技術革新なども、我々、人間の活動領域に少しずつ影響を与えていきます。
今後、60代以降の第二次就職市場が顕在化していくことは間違いありません。
現役世代のうちにどれだけ第二次就職市場での価値を作っておけるのか。
現役世代のビジネス経験をコンテンツ化して世の中に提供したり、コンサルティング的な事業で社会貢献できる方。
時間を切り売りし、アルバイトで生計を立てる方。
60代から80代までの第二次就職に備えた準備が求められます。
キャリアに出口戦略は必要か?
あなたはどう考え、準備されるのでしょうか。
日々精進