【Q&A】なかなか現場の意見が通らないなか、どんな資料や声が上司や本社に届くのでしょうか。

【質問】

かなり久しぶりに新卒を迎え入れる会社(外資メーカー)に、セールスとして入社しました。他業界ではありますが、同じく外資企業に入社を決めた友人と比べて、明らかに成長の差が見えます。そこで2つ質問です。

1. 販売現場にいながら、本社の業務や価値の創出に携わることはできるのでしょうか?(前回、回答済み)

2. トップダウンの意思決定が強く、なかなか現場の意見が通らないなか、どんな資料や声が上司や本社に届くのでしょうか。


【回答】

1. 販売現場にいながら、本社の業務や価値の創出に携わることはできるのでしょうか?

この点については、まず「自社内で実例があるかどうか?(そういったキャリアパスを実現した方がいるか?)」を、社内の先輩や上司に聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。そのキャリアパスを実現した方に直接相談してみるのが第一優先です。

また、そういったキャリアパスが難しい場合には、その理由をしっかりと把握することをおすすめします。なぜかというと、外資系企業のキャリアパスの特徴は、同業界であればどの企業も社内事情は似通っているため、今後、転職先の事情を理解する上でも貴重な判断材料になることが多いからです。

外資系企業で気を付けるべきは、細分化された職務範囲(Job Discription)で縦割りのキャリアパスであることが多く、本社業務やマーケティングなどのプロフェッショナル職については、外部からのキャリア採用をメインにされている企業が多いという点です。

これは、新卒採用からじっくりと育成する日系企業と違い、環境変化に素早く適応するため人材育成に投じる時間を省略し、外部調達による優位性を確立しようとする経営戦略によるものです。

そのような環境において、どうやって希望職種への転身を果たすことができるのか?成功したキャリアパス実例を1つご紹介します。

その方は、マーケティングのプロを志し、外資ラグジュアリー企業に新卒で入社。店舗業務に配属されたのですが、マーケティング職へのキャリアパスが難しい企業文化であることを知り、外資系マーケティング会社へ転職。

そこでマーケティング・コンサルタントとして、外資系ブランドを中心に実務経験を経た後、20代後半にマーケティングのプロフェッショナルとして外資ラグジュアリー系企業のマーケティング職に着任されたという例もございます。

2、トップダウンの意思決定が強く、なかなか現場の意見が通らないなか、どんな資料や声が上司や本社に届くのでしょうか。

組織で自分の意見や企画を通すためには、所属する組織の意思決定プロセスを理解することが重要です。

単に企画の内容だけでなく、誰がその企画を提起したのかといった点を重視される企業が多く、まずは個人として実績を積み、発言力を強くしていく必要があります。(誰を通すかによって、本社やトップに届くかどうかが左右される企業がほとんどです)

個人実績を積むまで待てないようであれば、社内の実力者と見られる先輩や上司を味方につけ、相談という形で持ちかけてみることも必要かと存じます。

この場合は、組織内のキーマンを見抜く目、そしてキーマンを動かすための真摯な姿勢が必要です。いくら普段優しく親しい先輩であっても、組織内で一目置かれていないようであれば、せっかくの提案や意見が一般社員の声にしか思われないため、社内のエース級の先輩・上司へ勇気を振り絞って相談を持ちかけるべきです。

そういった熱心さや自発的に何かを改善しようとする姿勢は、必ず周囲からの評価を高めますので、前向きな改善提案であれば、どんどん相談してみるべきだと思います。(ただし、代替案のない単なる組織批判や愚痴と思われてしまう内容は避けるべきです)

そういった活動を通じ、社内で自分と温度感の合うビジネスパーソンと早く出会い、問題意識や具体的な改善案を共有し、日々、コミュニケーションをとっておくことが大切です。

ビジネスの世界でリーダーシップを発揮する人材は、若手の時代から自分と同じ温度感を持つメンバーと出会い、意識の共有を図っています。社内外に限らず、そういった諸先輩に教えを乞うかたちでどんどんアプローチしていくことをおすすめします。


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