いずれかの分野で自己成長を果たすには、自分が持つ何らかの資源を投入するしかありません。
労力(努力)は当然のこと、技術をマスターしたり、実力を身につけ実績をあげるためには一定の時間が必要です。
スポーツや芸術などのプロフェッショナルの世界では、一流に到達するためには1万時間の投入が必要だと言われています。
単に1万時間を投じるのではなく、全身全霊で過ごす1万時間です。
基本を徹底的に身に付け、そこにオリジナリティを加え、自分らしい価値にしていく。
「守・破・離」の世界です。
ビジネスの世界では、そこまでの時間は必要はないのではないでしょうか。
ただし、複数の選択肢に時間投資分散をしていくことが求められます。
一芸のみのビジネスパーソンよりは、スキルの組み合わせによる総合力を磨き上げていくべきです。
では、どうやってそれらを磨き上げていくべきか。
充分なお金があれば、それを投じて時間資源を手に入れる。
その時間資源を有効活用し、成果を出していく。
ただ、多くの現役ビジネスパーソンには投じるためのお金がありません。
よって、最も活用出来るものが時間です(労力は当たり前)。
「時間を何に投じるか?」を厳選することが重要になってきます。
英語、IT、マーケティング、会計など、あっちにフラフラ、こっちにフラフラで、結局突出した強みを身につけられないのも、「時間を何に投じるか?」を仮決めしていないことから生じます。
あなたは時間を徹底的に注ぎ込めるものを決められるでしょうか?
一般的な市場価値を気にして平均なスキルを目指すのではなく、自分らしい市場価値というものを自分で設定し、その達成のために特定スキルを明確にし時間を投じていく、こういった姿勢が幸せなキャリアの源となります。
そうは言っても、何が自分にとって一番効果的なのか分からない。。。
そのお気持ちは分かりますし、確実に自分に必要なものが分かっているビジネスパーソンはほぼいません。
将来というものは、未知の世界です。
それでも、手探りであっても行動してみること。
小さなことであっても、時間を投じて達成してみることで、日々の生活習慣に加速をつけていくことが大切です。
目標やゴールが見えないから、動けない?
いつか見えたら動く?
まずは何か具体的な成長テーマに対し、具体的に時間投資を行なってみること。
違ったら、また考えること。
目標設定や達成のコツ、プロセス改善習慣などは経験していくことで磨いていくしかありません。
仮決めであっても。
一週間単位であってもいいと思います。
具体的な意図を持って日々を過ごすこと。
時間というものが貴重な資源と分かるまでは、具体的な計画を立てて自分なりの時間投資と成果の感覚を磨くことをおすすめします。
時間投資を中心に成長戦略を考える。
日々、精進です。